パーツ型取り中 その3


予定よりも1ヶ月以上遅れてしまったがエブロ72用のパーツの型取りが漸く完了した。

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こちらは1972年〜1973年序盤の72D用のサイドポッドやエキパイやオイルタンクなど。

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こちらはそれ以後、1973年仕様のウィングサポートやらオイルタンクやら。ウィングサポートは結構細いロッドの塊だが、ちゃんと抜けてくれるだろうか?

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こちらは1974年仕様のウィングサポートやらオイルタンクやら。

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こちらはフロント、リア用のディッシュタイプホイール。ホイールはいつも気泡に悩まされるのだが、今回は果たしてどうなるか。


1/12 Lotus 72C Transkit by MMK


イタリアのMMK Modelsより、1/12 Lotus 72Cのトランスキットが発売になりました。ベースキットは勿論タミヤ1/12のロータス72Dで価格は95ユーロ(購入方法はリンク先のFacebookページより参照下さい)。
Ketteringham Factoryでは早速このキットを入手したのでレビューしてみたいと思います。


2EBBCC6F-B015-4090-9447-515CE2CF8F76先ずはメーカーによる完成サンプル。自分はエブロの1/20で製作した1970年アメリカGPでのエマーソン・フィッティパルディ初優勝車としている。

65C1D8B1-0031-4278-86EC-C8FADE1BB8E5こちらがメーカーによるキットの全容。レジン製の各種パーツにエッチングパーツ、バキュームフォームのウィンドシールド、デカールである。その他インストラクションや資料写真が収録されたDVDが付いている。

68723E1A-0DCD-4E80-A224-B0EC2094EE07では、実際に到着したパーツをチェック。先ずレジンパーツはウィンドスクリーン基部、オイルタンク、インダクションボックス、ホイール、フロント/リアウィング等。キャストの質は全体的には悪くないが、やはりハンドメイドの限界はあるのは仕方ない所(因みにインダクションのパーツには残念ながら大きな気泡が出来ていた)。オイルタンク、ホイール、オイルクーラーはタミヤの49Bのコピーと思われる。ウィンドスクリーンには上部に透明パーツを固定するガイドが付けられているが、表から見えてしまうのでこれは必要なかったか。左側に写っている三角形のパーツ2つはフロントノーズのNACAダクトの裏側部分。NACAダクト自体はキットに含まれているマスキングシートをガイドに自分で開穴しなけばならないが、この部分こそキット化して欲しかった(・_・; 72Dと異なるノーズ下面部分も省略されている。

54752660-6839-4FD2-8330-AC60A3F21CC3一番悩ましいのはタイヤだ。キットには御覧の様なトレッドパターンのエッチングパーツが付いてるが、果たしてコレを歪み無くキレイな正円に曲げてベースキットのタイヤに貼り付けられるのか、とても自信が無い。となるとタミヤのフェラーリ312Bからタイヤをコンバートする方法も有るが、トレッドパターンの違いからオランダGPなど1970年序盤の仕様しか再現出来ない事になる。これはやってみてどうなるかだ。

3BE34D77-4004-446E-A23E-4EA25087C97Eもう一枚のエッチングパーツにはリアウィング翼端板始めリアエンドのパーツが入っている。因みにインストラクションを見てもリア周りやウィングサポートの処理についてはよく分からなかった。まあ自分で考えて適当にやっとけ、という事なのだろう(笑)。

FDB2C593-4EB8-497F-B390-2BB639749816デカールは透明デカールの上にプリントされている模様。マイクロドライプリンターではなくシルクスクリーン印刷の様で、白の発色もしっかりしている。これまではBestbalsakits.comあたりのデカールを購入する事を考えていたが、これは十分使い物になりそうだ。


トランスキットとはフルキットとは違い、ある程度の自作部分は有るのは十分承知であるものの、一番のポイントだったフロントノーズ部分が無かったのは何とも残念でした。しかしビッグスケールの割には価格もそこそこなので、まあ持っていて損は無い感じのキットでした。これまで何人もの先人がトライした1/12の72C化ですが、このキットによりその完成がややハードルが下がった事は間違い無さそうです。


パーツ型取り中


ホイールとその他パーツを型取り中。

まずはパーツを型に配置。
実はこの作業が一番重要で、ただ置けば良いというモノではなく、後にレジンを流し込んだ際にパーツの隅まで気泡無くレジンが行き渡るかが決まる。

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型にパーツを配置したら、シリコーンを型に流し込む。

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GP Car Story:Lotus 1977 – 1979


今年もホビーフォーラムまであと2カ月を切り準備に取り掛かっていますが、都合により製作記の更新は後回しという事で、今回は書籍の紹介です。三栄書房より刊行されている「GP Car Story」シリーズに、「Lotus 1977 – 1979」というテーマで1977年のロータス78からロータス80までの3台を取り上げた特集が加わりました。

内容は間違いなく国内・海外を問わず、これまでのロータス78~80を扱った一連の書籍の中でも最高と言えるもので、全編カラーページによる資料性の高い写真が満載(恐らく未発表写真も多数!)、更に度々お世話になっている山田剛久氏を始めとするライターの方々の記事も、この車に対する読者の期待度の高さを十分に汲み取った内容となっています。中でも個人的に圧巻だったのはジョー高安氏によるバリエーション解説で、幾つか自分の見解と異なる部分はあれど、個人的には師匠とも言える氏ならではの流石と言えるモデラー目線と考証、とかくスルーされがちな79の1979年仕様や80についても手抜かり無く説明されている部分が素晴らしいです。他にもマリオ・アンドレッティやピーター・ライト、ラルフ・ベラミー、ナイジェル・ベネット、ボブ・ダンス等、ロータス78~80に当時から携わっていた人々の証言、ゲトラグ・ギアボックスやサイドスカート、ファンカー構想などのメカニズムに着目した記事も貴重で、ファンであれば「2冊買い」の価値十分、間違いなく永久保存版と言えるでしょう。

惜しむらくは、これだけ素晴らしい写真が満載されているのであればもっと大きなサイズで見たかった…

しかしイギリスやヨーロッパならともかく、遠く離れた国でこんな本を作ってしまう日本人のエンスージアズムと、ファンとしてその内容を母国語で読めるというのは、何と恵まれた事なのかと思わずにはいられません。

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かつてF1の歴史に伝説を刻んだチーム・ロータスのFマシンについて、その詳細、マシン考証、模型制作を通じて紹介します。