ロータス72E製作、今回はインパネ周りの製作です。
まずはキットのインパネにSTUDIO27の72C用のメーター周りのリングパーツを接着する。接着前にインパネ部分のパーツのモールドを一旦全て削り落とすべきか、それともそのままモールドの上から接着してしまうべきか迷ったが、より立体感が出る事を期待して後者のやり方にした。インパネ下部のシャシープレートは貼付位置が時期により異なり正確なところは不明。恐らく72D迄は左下、72E以後は右下に貼付された事が多かった様だ。写真上の裏側部分はプラ棒で適当にメーターのメカ部分を再現。
エンジンのカムカバーの時と同様、一旦セミグロスブラックで塗り潰し。
その後メーターのリング部分のみをシンナーで拭き取る。尚72Eの一部は右側のメーターリングは黒だった様なので、右側のパーツはこの状態を再現してみた。
メーター裏のワイヤリングは完成後も僅かに見えるので是非再現したいところ。しかし完璧にやろうとするととても完成出来ないので、自分のやる気・技量と相談しながら妥協点を探った結果、こんな感じに落ち着いた。
メーター目盛部分にキットのデカールを貼付し、その上からいつも使っているGSIの水性トップコート(光沢)を面相筆に掬い取ってリング内に滴下してガラス面の光沢を表現する。
スイッチはさかつうのボタンスイッチとトグルスイッチを使用。ちょっとここまでの工作がイマイチだったのが、スイッチを付けただけでグッと立体的でイイ感じになった。
これを何だかんだやりながら3台分製作。
コクピットのバーツを組み立て、ドライバーの左側にケーブルを通すスペースをプラ板で追加。尚、クラシック・チーム・ロータスが所有する72E/9には右側にも同様のスペース(幅は狭い)が存在していたので右側も再現してみたのが写真に写っているが、少なくとも1973年当時のシャシーには存在していなかった事が後から判明し、折角作ったものを塗装前に撤去する羽目に。
塗装はタミヤTS-83メタルシルバーを使用。本品は塗装前にブラック塗装&研ぎ出しでかなり鏡面に近い仕上がりになる(らしい)が、アルミっぽさを残す為に敢えて研ぎ出さずに使用。何とも表現しづらいがアルミの粉っぽさと模型的金属感がミックスした不思議な質感になった。
インパネ左裏から伸びたケーブルはコクピット左側のスペースへ通し、右裏のケーブルはコクピット内のスペースへ埋め込んで処理しつつ、インパネをコクピットへ固定して完成。
もう一度インパネ部分のクローズアップ。当初インパネ下部部分の穴には極小リベットを通す予定だったのだが、開穴しただけでも十分リベットっぽくなっているので、これ以上進めるべきか悩み中。
– END –