EBBRO 1/20 Lotus72E製作? Vol.6


前回の投稿からまたまた時間が過ぎ、ついに2014年という新しい年に突入してしまいましたが、この間にも地道に続いていたEBBRO 1/20 Lotus72E製作、今回は1973年シーズン終盤に投入されたオイルタンクとそれに伴い変更されたリアエンド周りの製作、今回はその前篇です。

このオイルタンクは翌1974年シーズンにはリアウィングのオーバーハングがレギュレーション変更により規制される事になった為、結局1973年の終盤3戦にしか用いられませんでした。この為必然的に写真が少なく、ましてディティールを捉えた写真も(自分が探した限りは)存在しません。従って考証は数少ない写真を詳細に検証し、それでも不明な部分に関してはある程度の割り切りが必要になってしまいます。

左の写真は1973年最終戦アメリカGPでロニー・ピーターソンが駆る72E/7。この年のイタリアGPから投入された新設計のオイルタンクにより、リアウィングの取付位置がシーズン当初と比べて12インチ後方に後退しており、その結果リアウィング本体が異様に後方に突出した形になっている。(Joeblogs F1

いつもの事ながら考証に悩み過ぎていつまで経っても作業に手が付かない。ここはひとつ思い切って、ある程度ラフな形をプラ板で作っておき、その後少しづつイメージを近づけていく事にする。写真は前上方向からで、後方に向かって次第に細くなっていく形状をしている。このオイルタンクのデザインは後のタイプ76のオイルタンク形状に通じると言える。

更にこの上からエポキシパテを盛り、硬化後に形状を整えていく。因みにこちらは後方からのショットで、オイルタンク全体は非常に直線的な形状になっている。やや切り欠かれている手前(リア側)先端部分にはリアウィングのマウントが付く。反対側のフロント側先端にはギアボックスへのマウント部分を付けてみた。

このオイルタンクのデザイン変更に伴い、車体側ギアボックス部分にオイルクーラーが移動する事になったので、その部分の工作。まずはギアボックス側のマウントを製作する。使用するのはジャンクとなっていたタミヤ1/20のタイプ78キットのD38部品。

これをEBBROのギアボックス部品に合わせて中をくり抜く、、、途中で作業をミスしてパーツを一度割ってしまったので、修復。

更にキットのP19部品をベースに、オイルクーラー兼エキゾーストの支持部分を製作、、、でもちょっと工作が雑になってしまったので、後でペーパーで出来るだけキレイに仕上げてやる事にする。

これをギアボックスに取り付けて仮組み。両側の透明プラ板の外側にオイルクーラーが付く事になる。

更にこの上からオイルタンクを乗せてみた。雰囲気は悪くなさそう。

後方から見るとこんな感じ。ギアボックスへのマウント方法にはまだ課題があるものの、非常に写真のイメージに近付いて来た。この調子を維持すれば何とか完成まで持って行けそうだ。

…今回はここまでになります。次回は続き、オイルタンクのディティール、リアウィングのマウント、オイルクーラー等、残りの作業を紹介しますので、次回も宜しくお願い致します。

– END –


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