ロータス107シリーズ製作 Vol.14


エッチングパーツ制作、最重要パートのパターン焼付。
(個人的備忘録兼ねて少し詳しく…)

レーザープリンタで出力したパターンを表裏トンボ合わせしたら、その間に0.15ミリのステンレス板を挟んで、高温にセットしたラミネーターに表裏向きを変えながら計10回程度潜らせてパターンを熱圧着する。

圧着が終わったら素早く紙の余白を切り取り、湯を張ったトレーに入れる。時間が経って冷めてしまうと紙が収縮して微細な線がステンレス板から剥がれてしまうので、素早くやるのがポイント。
10分程お湯に浸したら、紙の部分を指のハラで擦りながら丁寧に除去していく。この時に大切な事は絶対に指に力を入れない事。指の力が強いと折角焼き付けた微細な線が剥がれてしまうので、とにかく辛抱強く、力を入れず、指先がふやけようとも時間を掛けてゆっくりと進める。

除去が完了したら余計な水分を拭き取って出来をチェック。除去が足りない部分は除去し、剥がれてしまった部分は油性ペン等でタッチアップする。

万一、力の入れ過ぎや圧着不足等でパターンが大きく剥がれてしまった場合は、シンナーやツールクリーナーを使ってパターンを全て洗い落として、圧着からやり直し 泣
実際今回も2回やり直し、版下の微修正を加えながら3回目でようやくこのクオリティになった。

この次はいよいよエッチング作業になる。
※追加メモ:
1. 板は必ずツークリーナーで表面のコートを落としておく
2. ラミネーターはパターンの表側をヒーター面に先に当てる様にする

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