1/20 Lotus109製作 Vol.3


SHUNKO(俊光)1/20ロータス109製作記、その製作記第三回目はデカール編となりますが、ここまで非常に順調に来ていた流れが急に怪しくなって来ました。

いよいよデカールを貼っていく。ところが前回のマスキングシートの形状が悪かったのか、それともデカールが悪いのか、デカールのグリーン部分がキットのカウル分割線やらボディの形状やらに全然合っていない。更にデカールの材質も曲面に全く馴染まず、無理に伸ばしたり折り曲げようとしたらパリパリと割れてしまい、途方に暮れる事に。

仕方ないので一度デカールを全て剥がし、グリーン部分の内ボディカウル上面と頂部については塗装で仕上げる事に。デカールのグリーンの色自体は悪くないので、横方向に走っているストライプについてはデカールをそのまま使う事にしたが、後になってからどうにも位置がおかしくなってしまい、やはりここも塗装にしておけば良かった、と一抹の後悔も。

塗装境界のピンストライプを自作する必要が出てしまったので前回のマスキングシートの時にスキャンしたデカールの画像をAdobe Illustratorでトレースして、レーザープリンタで透明デカールに印刷して使用。塗装境界の滲みやヨレをカバーする為、少しだけ線幅を太目にした。

自作した塗装境界のストライプデカールと、一度既に貼ったデカールを剥してしまった為にストックしていたスペアデカールを動員して、大量のスポンサーロゴの貼付作業。いきなり完成写真なのですんなり行った様に見えてしまうが、特に塗装境界部分は何度もタッチアップと修正を繰り返した。こうして見てみるとこんなに多くのロゴが雑然と並んでいるのに、何故か格好良く見えるのは自己満足なのか。しかし当時は気付かなかったが、やはりノーズがかなり長く間延び感が否めない。

こちらは後ろから見た状態。一つ残念なのはカウルを横方向に走っているグリーンのストライプだが、本来もっと下のカウルの角張った部分に掛かっているのだが、どうにも修正しようが無く、実際よりもかなり高い位置に来てしまった。やはりここは塗装にして本来の位置に持っていくべきであったが、今回はこのまま完成を最優先にする。

前々回で紹介したリアウィングの翼端板も黄色に塗装して、、、

デカールを貼ってリアウィングを組み立てた状態。メインエレメント、アンダーエレメント、ウィングレットのフラップは全て107Bのジャンクパーツから調達。因みにメインエレメントは107Bは全て白だが、109では下の1枚はカーボン地になっている。しかしこの後ウィングレット側翼端板が少し短い事が判明した為に全て塗装を剥して分解し、作り直す事に。

こちらはリアウィングを後方から。ストリートコースのオーストラリアGP向けに、メインエレメントの下にもう一枚追加フラップがある為、こちらもジャンクの107Bパーツから調達。

1993年以来F1の空力トレンドになったバージボード。このパーツは初版品ではホワイトメタル製だったが、再販品ではエッチングパーツとなった。アンダートレイのパーツと合わせながら、折り目が付かない様に丁寧に曲げていく。

これを黒塗装の上、タミヤのカーボンデカールを下地にスポンサーロゴを貼る。このロゴが沢山並んだ箇所は結構模型映えする。

今回のデカール貼付はは想定外の苦労を強いられる結果になりました。次回はもう一つのヤマであるノーズの作り直しを紹介します。

– END –