ロータス107シリーズ製作、深刻過ぎるデカール問題。
タミヤの純正品に加えてSTUDIO27、ミュージアムコレクション等のサードパーティ製品を見比べるがどれも一長一短、どれを使うか非常に悩む。
タミヤの純正品はリサーチは完璧なのは言うまでもないが、劣化や黄ばみが進んでいてちょっと厳しい。
STUDIO27は流石のカルトグラフ品質、特に白の発色と印刷のシャープさは最強。しかし赤が全体的に渋いというか淡くてあまり90年代F1マシンっぽくないし、同社ならではのリサーチとデッサンの甘さが残念だ。シオノギのロゴに何故必要の無い黒フチがわざわざ入っているんだろう…
一方でミュージアムコレクションの剥離デカール、とにかくこのビビッドな赤が最高。しかしこちらはSTUDIO27とは逆にカストロールやロックタイトのロゴに黒フチが無いとかこちらもリサーチ残念。それに一部印刷のレイヤーが微妙にズレていたりとクオリティに若干の難がある。更に同社の現行品はその赤が平凡な色になってしまっただけでなく、一部印刷が歪んでいて使い物にならない部分がある。ダメだコリャ汗
107CはSHUNKOの109用のモノを流用するが、SHUNKOはクオリティも良いしリサーチはほぼ完璧。サイドに入る無限ホンダのロゴに付く「Power by」の文字を見逃していないのは唯一これだけだ。ただ市場に余り出回っていなくて107 とか現在は入手困難。
…さてコレ、良いモノだけ使っているとムダが多過ぎるし数も足りないので何処かで妥協が必要だ… どーする?俺。笑
またしても痛恨のミス…
107Bのフロントサスカバーに付くアンテナと小さなエアスクープ、位置を誤って本来より3mm近く後方にしてしまった為に、レッドとグリーンの塗り分けラインがおかしな事になってしまった。コレ塗装の段階で既に気付いていて修正せずに乗り切ろうと思ったのだが、やはり修正する事にした… という事で折角塗装までしたカバーをリムーバーに漬け込んで塗装を落とし、エアスクープの修正作業。
ここから更にサフ→ペーパー→白サフ→塗装となる訳だが、大問題は調合したレッドを既に使い切ってしまった事。新たに調合するにしても大体は合わせられるが、完璧に違和感無く出来るかどうかは不透明。最悪は他のカウル含めて全て再度マスキングして上塗りだ…
ロータス107 シリーズ製作、107Cの塗装完了。
黄色部分はSTUDIO27のデカールを使う予定でいたけど、デカールをカットするのが失敗出来ないし、そもそもこのパターンにフィットさせられる自信も無いので、面倒だけど全部塗装で仕上げる事にした。その方がノーズとの色の違和感も無くなるし… モノコックとカウル後部の下面には黒を入れる。因みに107もモノコック下半身とフロントウィングは黒でもカーボン無塗装。107Cは共に黒塗装という違いがある。
しかしこうして出来上がり見ると… まあコレを塗装でやるなんてゲンナリだったけどやってみれば何とかなるモノだ。ムラはクリア掛けてペーパーすれば良いし、境界線の滲みやヨレは上からピンストライプで誤魔化せる。
しかしこの意味不明なヘンテコグラフィック、こうして見てみるとなんだかカッコ良く見えて来た!自分を褒めてあげたいです!爆
ロータス107シリーズ製作、107Cカウルの塗装は続く。
昨日の大チョンボをリカバーし、テープで幾重にも膨れ上がったカウルやモノコック、ノーズ等のマスキングを一枚ずつ慎重に剥がして行く。
剥がしたテープの下から塗装面が顔を出す瞬間は不安と焦燥、スリルとエクスタシーの競演だ爆 その結果は…
おお…おっ?、おっ、お〜っ! おっおおぉお〜!!! …ってオットセイか自分は笑
しかしコレは… 自分にしては予想外の上々出来だ(^_^)v サスペンションカバーの塗装下地が剥がれてしまったり、カウルも若干のズレやマスキングの浮きがあったものの、全体としてはかなりイイ。
次はモノコック下半身とカウル後端の黒塗装を行って、STUDIO27のデカールから黄色部分を切り貼りだ。
ロータス107シリーズ製作、先日作った107Cのグラフィックパターンをマスキングシートに印刷して、モノコックやカウルに沿って切り貼りする果てしないマスキング地獄…じゃなくて角田裕毅クンに倣ってマスキング・パラダイスと言う事にしよう汗
かつてF1の歴史に伝説を刻んだチーム・ロータスのFマシンについて、その詳細、マシン考証、模型制作を通じて紹介します。