EBBRO 1/20 Lotus72E製作? Vol.8


昨日のエントリの通り、ホビーフォーラムまであと1カ月を切った事もあり、そろそろ72E製作も多少の進捗を見せなければならなくなりましたが、72E製作に関する前回更新は2月だったので、なんともう8カ月もの間休んでいた事に。しかしこの間決して何もしていなかった訳ではなく、実は地道にデカールの自作に取り組んでいたりしたので今回はそのデカール製作とフィッティングについて紹介します。

まずは版下をAdobe Illustratorで製作。これまで頑なに?ハンドトレースでデカールを作って来たが、ここへ来てようやく観念して同ソフトの使用方法を覚える事に…しかし一旦覚えると地道な作業ながらなかなか楽しい事が判明。かくして試作段階まで出来上がった版下を透明デカールへテストプリントした物。プリンタは前回の「1/64 京商ロータスフォーミュラ ミニカーコレクション 改造&リペイント」でも活躍してくれたALPS MD-5500。原稿はJPSゴールドと白、黒の3レイヤーで出来ているので、これをそれぞれのカラーで印刷する。因みにゴールドの部分のインクはメタリックゴールドをそのまま使用した。一部印刷に失敗したものの、まあテストなので、、、と自分に言い訳。

リアウィング翼端板部分のストライプは上手くキットの翼端板にフィットした模様。テストなので皺は気にせず。

リアウィングのメインエレメント。ウイニング・ローレルは当時関係者に配布されていた実物からトレースした自信作?だが、残念ながらこのスケールではあまり目立たず、ルーペで拡大しないと判らない自己満足の世界。因みにローレルは1972年・1973年の全優勝レース分用意した。

72E仕様のデフォーマブル・ストラクチャー部分。カーナンバーが入るゴールドのスペースは面積がある為、MD-5500ではインクリボンの継ぎ目が目立ってしまうが、それさえなければこのまま使っても良い位のクオリティ。ちなみにこの試作品ではカーナンバーが入るゴールドのスペースはやや高さがオーバー気味、逆にカーナンバーは全体的にサイズが小さいので版下の修正が必要。

1972年及び73年序盤の72D仕様のサイドポッド。ベースは72Cのパーツを流用し、これにカーナンバーが入るゴールドのスペースをフィットさせてみる。因みにこの部分の形状は後の72E仕様と異なり、全体的にやや丸みを帯びているのが特徴。上面のJPSストライプも形状が異なっているのでこれも別途製作。やはりカーナンバーはサイズが小さい。

フロントノーズ部分は72Eの一つの見せ場。JPSストライプの形状、JPSロゴ、そしてJohn Player Specialの文字も良い感じに出来ているが、そしてやはりカーナンバーはサイズが小さい。

1973年後半戦、吸気口が拡大されたインダクションボックスが採用された際に、主にロニー・ピーターソン車では大型化されたJPSロゴが使用された模様なのでこれを再現、、、でもこれはやや大き過ぎたので修正が必要。

こちらはコクピットカウル。実は72D/72Eのコクピットカウル前方中央のTEXACOロゴは、その大きさ、位置、そしてそれを囲むJPSストライプの形状に幾つものバリエーションがある。写真は1973年後半戦でピーターソン車に用いられたものを再現してみたが修正の余地が有りそうだ。

これもシーズン終盤、恐らくカナダGPとアメリカGPのピーターソン車のみ?で用いられたコクピットカウルのJPSストライプ。ミラーの視界確保の為の黒塗装の切り欠きに対し、通常はJPSストライプも合わせて切り欠かれている部分が、この切り欠きに沿ってJPSストライプが描かれている。

1972年の72D仕様を製作する為に作ったファイアストンタイヤ用のストライプデカール。テストなのでグッドイヤーのロゴを落とさずにそのまま貼付。サイズもOKな模様。

先に書いた通り、MD-5500のマイクロドライプリントもこのレベルのデカールであれば十分に実用に堪え得るクオリティを持っていますが、やはり面積のある部分でどうしてもリボンの継ぎ目が見えてしまうのが難点で、さてこれをこのまま使うかどうかは悩み中です。。。

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